2010年03月07日

理系・文系という分け方は間違っている!(6)〜科学教という宗教は実在する〜

神学と科学への正しい理解3.JPG

理系・文系という分け方は間違っている!(1) 〜神学 vs 学問〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142022140.html
理系・文系という分け方は間違っている!(2) 〜証明が出来なければ皆殺しである〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142151272.html
理系・文系という分け方は間違っている!(3) 〜神の啓示と自然の創造〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142426379.html
理系・文系という分け方は間違っている!(4)〜魔女狩りとファンダメンタリスト〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142849282.html
理系・文系という分け方は間違っている!(5)〜自然の創造が合理主義へ〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142932468.html
の続きです。

中国共産党の歴史上最多の1億人近くの大虐殺をした毛沢東のような科学崇拝者たちを見ていて、

「科学もある意味”科学教という名の宗教”じゃないの?」と感じた人も多いと思います。

全くその通りです。「科学教」という宗教は実在します。

それがキリスト教プロテスタント・ユニテリアン派です。

これはニュートンが先駆の宗派です。
科学者の中で最初に「人格神を認めない」と主張したのはニュートンです。

今でも、ユニテリアンはアメリカの理科系教授にたくさん信者がいます。

一番インテリに好かれるプロテスタントの一派です。


こうなるとユニテリアンの先駆者であるニュートンがシオン修道会総長(フリーメイソンの下位組織、もしくは前身と呼ばれる)であり、
その一派であるイルミナティの”合理(拝金主義)”と話が一貫性を持って通じるのです。
(同時にエコロジー観念=合理ということで、地球の二酸化炭素温暖化説で原子力利権、排出利権[排出税・呼吸税・炭素税]で儲けようという流れが近代になって出てきました)

この思想がマルクスの「宗教はアヘンである」という裏を返せば「科学崇拝」の思想を植え付け、それが中国共産党の毛沢東によって大虐殺を成し得ました。

1960年代から1970年代にかけて、
『科学崇拝』で、1億人近くの中国国民を「非科学的」と言う理由で歴史上最多の大虐殺した中国共産党の文化大革命(チベットやウイグルで現在進行形でもある)、


そして、日本では、その(左翼・マルクス)の思想を崇拝して生まれた、あさま山荘事件やよど号ハイジャック事件などで有名な赤軍派・革マル派などの集団暴力集団。

その彼らが解体して、心の拠り所を求めて生まれたカルト宗教であるオウム真理教です。(このことを知らない人は多すぎます)


だからオウムの信者の大半は高学歴な理科系であり、科学万能主義者(左翼、理科系は最大の牙城)からできた宗教であったからこそ、サリンも作れる科学力がありました。

神に祈っていたらサリンがプレゼントされたわけではありません。

(こちらでも詳細に記載しました↓)
分裂するオカルト批判 -科学崇拝の危うさ・未来予測は永久不滅-
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-60.html


話を戻します。

フリーメイソンについて少し記載しておきます。これなくして世界史や日本史は語れません。

※日本ではこの単語を出すとすぐに「非科学的!陰謀論!オカルト!それは幽霊のように存在しない組織だ!」と見下したレッテル貼りが大好きな神経症者連中や科学崇拝者に、条件付けされたパブロフの犬のごとく反応的な批難を受けます。
しかし、フリーメイソンもイルミナティも、しっかりと公然と存在している組織であり、秘密でも、怪しくも、おどろおどろしくも、何ともありません。
この話を先入観や固定観念で、思考停止して受け付けられない人は、一生、そのまま数学の応用問題を見もしないで解けないと嘆くように、理解しようともせずに自閉していればいいのです。



キリスト教が流行って、とても禁欲的な社会になった時代、もちろんお金儲けも禁欲されてユダヤ教は弾圧されていきました。

そこで彼らが始めたのが、フリーメイソンです。

フリーメイソンとは「自由な石工」という意味で、当時、石工くらいしか職がなかったユダヤ教徒が、国に規制されずに自由に仕事をしたい!自由にお金儲けしたい!と言って作られた秘密結社です。

フリーメイソンの起源は、テンプル騎士団とか、シオン修道会など諸説ありますが、存在していることは今も昔も事実です。
現に今ではアメリカで20人に1人くらいは会員で、秘密どころか、とてもメジャーな団体です。

このフリーメイソンの前身であるといわれるシオン修道会の総長であり、同時にフリーメイソンの会員でもあった科学者のアイザック・ニュートンです。そして彼が先駆したのが、前述したキリスト教・プロテスタントのユニテリアン派です。

つまり「自然の創造」を重視する、解禁的な立場。
その最たるものが、キリスト教プロテスタントのユニテリアンで、アメリカの理科系大学教授やインテリに信者が多いです。

これは別に神とか奇跡なんて信じてないが、社交的に教会へは行く宗派です。
まさに理科系という宗教団体。科学教です。

ニュートンが、ガリレオの落体の法則とロバート・フックの楕円軌道説を盗んで自分の発見したものと偽ったり、

アインシュタインがフランスのアンリ・ポアカンカレから相対性理論を盗んで自分の発見成果と偽ったり、


彼らキリスト教プロテスタント・ユニテリアン派は、
「ユダヤ人はこんなにも頭が良いんだ、凡人には理解できんだろう、みんな敬え」とずっとやってきました。今でもやっています。


科学万能主義者は例外なく神経症的で、

「我こそは神(科学)の代弁者なるぞ、みんな私の言うことを聞け」
と高飛車に言って、聖書(理科系の教科書)を片手に唯物論を振りかざしている輩(やから)、

「どうせ人間は死ねば無になるんだ」
などと何か悟ったようなことをいっている輩(やから)、

「神様なんていないから、金さえ儲ければ良いんだよ」
と無神論から開き直ってユダヤ教のラチオリーズン(強欲と拝金の思想)に洗脳されてしまった輩(やから)、


彼らは、どこかの宗教の教祖にでもなろうとしているようで気持ち悪いです。

宗教の教祖を批難しながら、自分が同類になっていることに気付いていないのです。


だから、新興宗教も然(しか)り、科学教も然り、宗教知らずは必ず身を滅ぼします。

当人が自覚していない宗教意識の洗脳というのが一番、怖いものです。

そうやって、拝金主義や虚無主義や成果競争主義だけに向かわせて、
ひいては暴力も人殺しも良しとする、どこぞ隣国の政府のような極左翼の赤い思想を持つ方々にそっくりになっていくわけです。



参考文献


悪魔の用語辞典―これだけ知ればあなたも知識人

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  • 発売日: 2009/12/16
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日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか

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  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/07
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副島隆彦の人生道場

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  • 作者: 副島 隆彦
  • 出版社/メーカー: 成甲書房
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2010年03月06日

理系・文系という分け方は間違っている!(5)〜自然の創造が合理主義へ〜

神学と科学への正しい理解3.JPG

理系・文系という分け方は間違っている!(1) 〜神学 vs 学問〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142022140.html
理系・文系という分け方は間違っている!(2) 〜証明が出来なければ皆殺しである〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142151272.html
理系・文系という分け方は間違っている!(3) 〜神の啓示と自然の創造〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142426379.html
理系・文系という分け方は間違っている!(4) 〜魔女狩りとファンダメンタリスト〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142849282.html
の続きです。

キリスト教は「自然の創造」を神のことだとして付け加えることで、啓示を否定しては超自然現象は起きないので、神を完全に地上の秩序に包摂した。
つまり、神を自然の摂理(プロビデンス)に置き換えてなるべく現実世界と無理のない関係を築いてきた。

・・という話をしましたが、このことを象徴する人物としてオランダの哲学者で神学者のスピノザがいます。

佐藤優と副島隆彦の共著「暴走する国家 恐慌化する世界」(↓)の中で、「スピノザはイルミナティ思考である」という言葉が出てきました。


暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠

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  • 作者: 副島 隆彦
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(以下、要点を転載↓)

オランダの哲学者で神学者のスピノザは、神の存在を数学的に証明すると言って”エチカ”を書きました。
スピノザとマルクスは、ユダヤ系の政治思想家です。

数学的証明という合理主義(ラチオリズム)で神を解き明かそうとしました。
エチカでスピノザは、「人間中心的な考えを改めて自然と神と深く関わることで初めて人間だ」と説きました。

つまり、スピノザは「世の中にずっと神が遍在していてその総和が神だ」といったのです。
(イギリスの哲学者のアルフレッド・ホワイトヘッドも近い)

こうなると逆説的に「ではなぜこの世に悪があるのか?悪も神が作ったのか?」という疑問が出てきます。

カバラとは「汎悪魔主義(パンデモニズム)」とも呼ばれます。
(グノーシス主義というもの似たようなものだと考えて構いません。)

つまり「神は存在せず、悪魔しかいない」という主義です。

なぜこんな思想が生まれてきたかというと、
かつて旧約聖書(ユダヤ教・キリスト教)を信じる者から「なぜこの世に悪があるのか?悪も神が作ったのか?」という疑問が出てきて、

この疑問に対して
「神が悪を作ることはないから、悪は善の欠如である」
「善の欠如なら、努力すれば善は達成できる」と説かれていましたが、


そうなると、
「人間の罪が無くなっては穢(けが)れだけではないか!?」
「人間は罪深い生き物ではなかったのか!?」
ということになり、

そして「人間には、実は原罪(オリジナル・シン)なんてなかった」という発想が生まれてきました。

この考えの逆は、実は”この世に悪があるという事”は「=(イコール)神など存在せず、悪魔しかいない」ということになります。

そこで、ユダヤ教の絶対神であるヤハウェ(エホバ・ハレルヤとも)を闇の神として、
光り輝く神として「ルシファー」を存在することにしました。
夜明けの明星、つまり金星のことです。

ヤハウェ(闇の神)vs ルシファー(光の神)としたのです。

こうなるとスピノザもイルミナティ思想で、
大きくは善(正しい)と、悪(間違い)の戦いという構図になります。

それが、汎神論=汎悪魔主義(パンデモニズム)です。
これが世界大戦を裏で操っていたイルミナティ・フリーメイソンの悪魔主義者アルバート・パイクにも通じてきます。

中世は他人を中傷したりイタズラするものでしたが、悪魔は近代になってから増殖しました。

悪の考え方の2通りあり、
1つ目は、善の欠如(西側)というもの。
2つ目は、悪自身が自立している(ビザンツ「東ローマ帝国」、神学やロシア正教神学) というものです。

神が悪を作ったのならばそれは神ではなく悪魔だ。
するとスピノザなどの「汎神論」というのは「汎悪魔主義」ということになります。
神学界でスピノザを警戒しているのはそのためです。


(転載終わり)



これが更に、

キリスト教のグレイス(自己犠牲・無償の愛)
vs
ユダヤ教のラチオリーズン(強欲と拝金の思想)


と、

(キリスト教の)弱者救済の正義
vs
(ユダヤ教の)弱肉強食の正義


という古代からの正義論の二分法まで根差していることが分かります。

16世紀の終わりに流行したまさにイルミナティの思考がアイザック・ルリアの「カバラ」で、17世紀にカバラが出てきてから悪魔の力が強くなっていきました。

デカルトが悩んだ心身二元論も、「精神も物質も、神の中に並行して存在するのだ」と一元論で唱えました。(心身平行論)

この流れを合理主義哲学(大陸合理主義)と言います。

17、18世紀にヨーロッパの近代知識人は”理神論”を超えて「神は合理の別名だ」 と言い出しました。
イエスの奇跡やイエスは神の子だということをあまり言わなくても良いからです。
だから近代以降の神学の流れが「摂理重視」になります。

ここから近代科学が発展していきます。

続きです。
理系・文系という分け方は間違っている!(5)〜自然の創造が合理主義へ〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142932468.html
理系・文系という分け方は間違っている!(6)〜〜科学教という宗教は実在する〜〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142945514.html
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2010年03月05日

理系・文系という分け方は間違っている!(4) 〜魔女狩りとファンダメンタリスト〜

神学と科学への正しい理解3.JPG

理系・文系という分け方は間違っている!(1) 〜神学 vs 学問〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142022140.html
理系・文系という分け方は間違っている!(2) 〜証明が出来なければ皆殺しである〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142151272.html
理系・文系という分け方は間違っている!(3) 〜神の啓示と自然の創造〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142426379.html
の続きです。


これに至る歴史を記載しておきたいと思います。

まずユダヤ教(本質的にはお金儲けを許す宗教)がありました。

このユダヤ教の本質はラチオ・リーズンです。
ラチオ(ratio 報酬や利益を求めて人間が行動すること=合理)と、その語源であるリーズン(reason=理想)です。
つまり「金銭欲望(金儲け)のための合理行動」が、=reason 理想ということです。
そのためにはどんな手段でも金儲けを永久に追求するべきだという教えです。

参考文献

金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ

金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本





この強欲と拝金のユダヤ教に対して、イエスが「神との恩寵(grace 慈悲、慈愛、無償の愛)」の思想で「人を動物のように扱わないでくれ!人間は愛(グレイス)だ!」と反対して、初期の純粋の愛を説くキリスト教が生まれました。(もちろんムハンマドやお釈迦様も同じことを最初に説いた)
この初期のキリスト教をアリウス派(250〜336年)と言います。

これに対して、アタナシウス派(298〜373年)は三位一体(神と、子のキリストと、聖霊は同じものである)と説きました。
神=キリストという間に、聖霊という意味不明なものを介在させることでキリストの神性を薄めさせたとも言えます。

ここから生まれたのが、キリスト教のカトリックです。

その支配は圧倒的で、生まれて洗礼を受けなければ生まれたことにならないため人間とは認められず、死んでも終油(しゅうゆ)を受けないと死んだことにされないため埋葬もされず、教会で結婚式を挙げなければ夫婦ではなく、その他、裁判、遺言にいたるまで一生のすべてをカトリック教会に管理されていました。

ゆえに、この頃のキリスト教カトリックの僧侶たちの腐敗っぷりは凄まじく、信者(領主・農奴)には聖書さえ読ませずに「ただ自分の言うことだけを聞け」と信仰だけを行わさせ、キリスト教の奇蹟の話を自分たちの都合の良いように利用して聖書とはまるで関係のない勝手な教説を民衆に押しつけていました。

もはや本来のキリスト教ではなく、”キリスト教もどき”が、狂信的な新興宗教(=カルト○、オカルトは=黒魔術の意味だから異なる、この区別は重要。)のような形で広まっていました。

よって民衆側は上辺だけでこの”キリスト教もどき”を行い、本心では土着の神々や悪魔や魔女などの呪術的なもの(オカルト=黒魔術=神秘主義)を信仰していました。

この動きは、都合の良いように奇蹟を利用していたカトリック僧侶の狂信的な”キリスト教もどき”とも、どこか似通っていき、後にマックス・ウェーバーに「呪術(キリスト教もどき)からの解放こそが資本主義の発生する条件である」と批判されます。

例えば、日本においても日本仏教の総本山である比叡山の僧兵が、朝廷(天皇)もどうしようもできないほど強かった時代、この僧兵が強訴の際に押し立てたのは、法華経でも曼荼羅でもなく、日吉(ひえ)神社の神輿でした。
実はあまり知られていないことですが、日本仏教の総本山でも、本当に信仰しているのは仏様ではありません、日本古来の神様です。

中世のヨーロッパもこの形に近かったのです。
そして、この中世末期から近世初期にかけて起こったのが、あの有名な「魔女狩り」です。
魔女狩りでは、呪術的なことを行う人(今で言う占い師や霊能力者)などを残酷に大虐殺しました。これは宗教改革によって呪術的な”キリスト教もどき”が潰され、”本格的な本来のキリスト教”が徹底されたためです。

意外なことに、ルターが「こんな禁欲的なカトリックはもう嫌だ!俺はもうカトリックの抑圧から解放されたい!」と言ってキリスト教プロテスタントを生み出したことを発端とする宗教改革によって、逆にキリスト教カトリックが徹底されて強くなったのです。

その一方で、ファンダメンタリスト(fundamentalist)も増えていきます。

ファンダメンタリストとは、聖書に書いてあることをそのまま事実だと信じる人のことです。

具体的には聖書の奇跡のことです。
重病人が瞬時に治ったり、死んだ人が生き返ったり、人間が水の上を歩いたり・・とかです。

誰しも「そんな非科学的なことは起こりえないし、何かを象徴した表現ではないのか?」と言うと思うのですが、実は今でもアメリカなどでは高名な科学者などにもファンダメンタリストがいるのです。
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「奇蹟なんて科学的に起こりえない」と反論する人に、ファンダメンタリストは答えていう。

「自然法則なんて言ったところで、やはり神が作りたまいしものにすぎない。だから、神ならば自然法則を変更することもできれば、一時停止させることもできる。人間が水の上を歩いたとて、神が重力の法則を一時停止させたとすれば、少しもおかしくはないではないか」

ファンダメンタリストは、このように、合理的に考え抜いているのだから、反撃の手を緩めない。

「自然科学と言うが、今の自然科学の実験は、みんな不完全帰納法ではないか。今までやった実験では、ある特定の法則は成立しているけれど、実験をやらなかったところでは成立していないかも知れない。だとすれば、現代の人間が科学的常識としていない事態だってありうるではないか。」

「自然科学の法則にしても、あなた自身が実験で確かめられたわけではなく、自然科学者がいったことをあなたは信じている、これだけのことでしょう。自然科学の学説も、学問が進んで行くにつれて、それまで常識だったことが次々に否定されていっている。法則と言ったところで、要するに、今の時点では私はこの学者を信用しますということだけのことにすぎない。私は学者も信用しますが、それ以上に聖書を信じます。」


このような理論に誰が抗(あらが)えようか。


参考文献

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか

  • 作者: 小室 直樹
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本




小室直樹「日本人のための宗教原論」
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ファンダメンタリストの危うさはこの下記の動画を見れば一発で分かります。
彼らがなぜ戦争支持者で、あのイラク戦争をしたブッシュ大統領、ひいてはアメリカ政治家の側に牧師(カトリックの呼び名)や神父(プロテスタントの呼び名)が多くいるのかがよく分かります。

Jesus Camp(ジーザス・キャンプ) 1/2
http://zoome.jp/UriginalForumCH/diary/4/
Jesus Camp(ジーザス・キャンプ) 2/2
http://zoome.jp/UriginalForumCH/diary/5/

アメリカはサイコパスが25人に1人と多いのも、アメリカ人の4人に1人がキリスト教原理主義である事実が大きく影響しているのではないかと思います。

特に、ジーザス・キャンプの1で取り上げられている「ルムシュプリンガ」の影響が大きいと思います。

キリスト教原理主義者は、16歳の時に快楽解放の行事(ルムシュプリンガ)があります。

このルムシュプリンガというのは”抑圧解放期間”です。

キリスト教で生まれ育つと、子どもの頃から、お酒も異性交遊も厳格に禁じられています。
しかし、16歳からのこの期間だけは、薬物もお酒も全て解禁し、16歳までの抑圧が全て解放されます。よって犯罪に走りやすいです。
売人から麻薬を手に入れるので、やったら最後、裏切ったら殺されます。
かなりアメリカ人の危ない期間です。

この期間は自分が自由に決めて良いです。つまり、一生ルムシュプリンガしてても良いです。

”しかし、その間は親と勘当状態(絶交)で、仕送りも一切なし”という条件があります。
つまり、親はその子を、自分の子とは見なしていません。

これは、遊び尽くしたらまた神の元に帰ってくるだろうという考えがあるためです。
アメリカ人にとって自分の子は自分の子という感覚は少なく、神の子だから、自立させなければという意志があるのです。

つまり家に帰らず、ルムシュプリガを一生続けると言うことは、自分で働かなくてはならないのです。
しかし、親元から離れるのでお金もなく、学歴も高卒で、大学へも行けません。
アメリカで高卒ということは一生ろくな仕事には有り付けません。

一生快楽を我慢して安全に暮らすか、

一生快楽を解放して自立して苦しくて不安定な仕事をするか、

・・という人生の二者択一を16歳で迫られることになります。

キリスト教は極端にこういう闇を、持ち合わせています。

例えば、Marilyn Mansonというゲドゲドしい格好をして反キリストを叫びミュージシャンのグループがありますが、彼らの歌の中に「俺は本当の神を憎んだことは一度も無いが、人々が崇める神は大嫌いだ」という歌詞があります。

つまり、ルムシュプリンガを風刺して、「神は別に悪くないが、人々に崇められる神(つまり、子を見放すような親が信仰している神)はクソ喰らえ」というワケです。

キリスト教の実体を知っていると、デーモン閣下のようなゲドゲドしい悪魔な格好をして反キリストを叫ぶ人たちの気持ちも分かってきます。

続きです。
理系・文系という分け方は間違っている!(4)〜魔女狩りとファンダメンタリスト〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142849282.html
理系・文系という分け方は間違っている!(5)〜自然の創造が合理主義へ〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142932468.html
理系・文系という分け方は間違っている!(5)〜自然の創造が合理主義へ〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142932468.html
理系・文系という分け方は間違っている!(6)〜〜科学教という宗教は実在する〜〜
http://rextuseferu.seesaa.net/article/142945514.html
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